こんにちはあんずです。
本日は元経理事務歴7年の私が簿記3級を取得した際の勉強の始め方についてまとめました。
取得した当時は20代前半の社会人の時です。
主におススメのテキスト、勉強方法、勉強時間、計算機の選び方、について記事を書きました。
この記事を読んで頂いてる方はこれから簿記3級を目指して頑張ろうとしている方とお見受けします。
学校の授業や仕事に家事・育児にと様々な環境の方が多いと思いますが、日々忙しい合間を縫って勉強することは本当に素晴らしいと思います!
是非こちらの記事を参考にしてより良いスタートを切ってください。
おススメのテキストはこちら
当時、友達数人と勉強をしていましたが私を含めダントツに分かりやすいのがこちらのテキストです。
理由として
・ストーリー形式で簿記を学べるのでとっつきにくい印象が消える
・イラストや図が多め(猫が可愛い)でわかりやすく親しみを持ちやすくなる
・練習問題の解き方や考え方まで丁寧に解説してくれる
・過去問も要点を良く押さえてありセットで購入すると鬼に金棒!
・資格の学校TACが出版してるので納得のわかりやすさ
・売上No1の実績
【2004年調査開始以来2019年まで 紀伊國屋PubLineデータ調べ(日商簿記検定試験対策書籍)】
最初から親しみやすくわかりやすい
まずは簿記とは何かという事から丁寧に説明をしてくれます。
Amazonでサンプルが見れますが、下記のようにLINE風で説明をしてくれてます。
(以下は本文を簡単に再現したものです。)
みなさんこんにちは~!簿記の世界へようこそ。
お、あんずさんこんにちは。
みかんです。
みなさん、さっそくですがこれ何かわかりますか?
(トヨタの四季報※1の切り抜きを説明する)
※1 株式投資をする際に会社の業績を見るための資料
と冒頭から親しみやすい吹き出しの会話から始まり、トヨタの四季報の切り抜きを提示し、簿記を学べば会社の利益が読み取れることを教えてくれます。
(要するに儲かってるかそうでないかがわかる)
参考書って最初が肝心だったりするんですよね。初めから、文字だけざっと書かれてあったり、理念とか書かれてあったり。そんなん知らんわ!!ってなりますから。
これはズバリ、初心者の気持ちをよくわかってくれているテキストなんですよ。
最初から最後まで丁寧なイラスト、図、表で体系的にわかっていくので、まずは1回ざっと読んでみるのをおすすめします。
ほんとパラパラ~って感じで良いです。
勘定科目を正確に覚えよう
簿記にとって一番重要な勘定科目。
勘定科目とは取引におけるお金の呼び方です。テキストを読み進めていると次から次へと色々な勘定科目が出てきます。
3級は主に商店や小売店でのやり取りと考えればわかりやすいと思います。
例えば、あなたがスーパーの店長さんだとすると
100円のアイスが売れたら、それは売上 と呼ぶし
50円でそのアイスを問屋から仕入れすれば 仕入 と呼びます。
簿記とは必ず相手がいるものなので、何か取引をすれば対になる取引も存在するのです。
お客さんに現金で100円のアイスを買ってもらったら
(現金) 100/(売上) 100
というようなやり取り(仕訳)が発生します。
この時に使う単語の事を 勘定科目 と言いますが、実は漢字を正確に書かないと減点です。
有価証券という勘定科目があるのですが、券の刀の部分を力と書いて減点になってしまった例もあるようです。
わたしは、旅費交通費を交通費旅費 と逆に覚えてしまった時期があり訂正が大変でした。
簿記は定着してなんぼなので沢山字を書きます。その際に間違って覚えてしまうと訂正するのに時間がかかります。なので勘定科目を覚えるときは必ず正確な漢字でしっかり書けるように意識をしましょう。
読んで、問題を解いて、また読んで サンドイッチで理解を深めよう
こちらのテキストは後ろに問題編として問題集が載っているのがいい所です。
もちろんこれだけでは量が少ないので最終的には過去問を解きまくるしかないのですが、知識が定着するまではひたすら章ごとに説明を読んで、問題を解いて、解答を読んでまた章を読む。
の繰り返しです。それが1冊で出来るのがこの本の最大の魅力だと思います。
章が細かく分かれているので、休憩の目安も取りやすいです。
適度に休憩をはさみつつ、勘定科目についての勉強と問題集をバランスよく勉強してみてください。
勉強はどれ位すれば受かる?目安は時間ではなくノートの冊数。
世間一般的に簿記3級は50時間以上と言われています。毎日2時間勉強したら1か月弱で取れる計算です。そう考えると案外ハードルが低いですよね。
でも実際はもうちょっとかかった気がします。汗
学生さんでしたら脳がまだ活性化していますが、社会人になるとほとんど勉強しないですからね。
私は2か月程かかりました。時間までは正確に覚えてないのですが、一応毎日15分でもいいから簿記を勉強していました。
でも、時間とか、日数とかって人によるとしか言えないし、実際大切なのは密度だと思うんです。
そこで私が言いたいのは
A4キャンパスノート3冊分を丸っと埋めるまで勉強しよう!
ということです。
ノートの使い方も人それぞれで密度が違うと言われればそれまでなのですが。。。
文字は少し大きめでもいいですし余白も多少あっても良いと思います。
簿記はとにかく仕訳を解きまくり、勘定科目を書きまくり、転記(仕訳を表にすること)しまくり、電卓叩きまくる勉強法しか成功は無いと思ってます。
イメージのわりにとてもフィジカル(物理的)です。
アプリなどでサクッとスマートに学びたい という方も多いと思いますが
実際試験の際はかなり書くことを要求されますので、それに慣れるためにもやはり書くことは必須です。
すなわちどれだけノートに書きこんだか が成功の近道になっていると思います。
とても泥臭い勉強法なんです。
独学に自信が無い方はこちらの動画サイトもおすすめです。
月額980円で教材が見放題です!
簿記には欠かせない計算機(電卓)の選び方のコツ
手の平サイズがおススメ
サイズは手の平サイズがおススメです。
思った以上に電卓を叩くので普段使いの物よりも一回り大きいものを選びましょう。
ディスプレイが傾斜にできる
意外に忘れがちなポイントなのがディスプレイです。こちらが上の写真の様な寝たままのタイプだと、数字が反射して見えづらく電卓本体を傾けたりしなくてはなりません。
おススメは折り曲がるタイプです。持ち歩きする時にはディスプレイを寝かしておけばノートと一緒に持ってもかさばらず、使うときだけ傾ければ数字も見やすく、反射による見間違い減ります。
0キーの位置がはみ出ていない
簿記をやると00キーをかなり使います。この00キーがあるのはもちろんの事、位置も重要です。
例えば、1000と打つときに1→00→0 と打ちたいのですが0キーが下の図のようにはみ出てしまうと次のキーを打ちにくいです。些細だと思いますがこれが早打ちする時に大切になってきます。
CAキーが数字キーから遠い
意外に0キーの近くにCAキーがある電卓が多いのですが、これはお勧めしません。簿記を解くときに0キーをかなり打ちます。(1の位は0の事が多いので)その時に勢い余って数字を消してしまい悲鳴を上げる羽目になります。。。
今まで計算してきた過程を無駄にしない為に、なるべく遠い位置にCAキーがある機種を選びましょう。
M(メモリーキー)は数字キーと×キーの近くに
メモリーキーは、×キーと数字とセットで使うのでなるべくこの3つが近くにあると計算がスムーズに行えます。
メモリー機能を使っているときはなるべく余計なキーを触らないようにしたいので、間に+(プラス)キーや、-(マイナス)キーが無い方が間違える可能性が低いです。
押したときの音の好み
だんだんマニアックになってきてしまってるかもしれませんが、意外に音も重要です。
サイレントキーといってあまり音がしないタイプもあるし、パチパチとパソコンのキーボードを打つ時の音がするタイプもあります。
個人的にはパチパチと音がする方が好きなのですが、気分を変えて外で勉強する時はちょっと周りの目線が気になるかもしれません。
家よりも外で勉強する方が多いという方はサイレントキーを選んでみましょう。
おすすめの計算機(電卓)
こちらはサイレントキー搭載タイプです。
これは私が個人的に好きなパチパチと音がするタイプです。
これはAmazonのベストセラーとのことです。口コミも4.5と上々◎
すみません、今気づいたのですが、私どうやらSHARP推しらしいです。笑
簿記3級のおススメテキスト、勉強法、計算機(電卓)まとめ
いかがだったでしょうか。
簿記3級の始めの一歩を踏み出すイメージは浮かびましたか?
あなたの簿記3級のより良いスタートのきっかけになれたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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